iPadを利用した情報共有システム「Crossa」

　キッセイコムテック株式会社は27日、iPad情報共有システム「Crossa（クロッサ）」を同日より販売開始すると発表した。

　「Crossa」は、自社内の専用サーバーを介してiPadとPC間の情報を連携させ、社内外の情報の一元管理を実現するシステム。資料の閲覧・編集や情報収集を行うiPadアプリと、iPadからの入力情報とPCから登録した資料を参照・管理するサーバーシステムにより構成される。

　これを利用すると、テキストメモ、手書きメモ、カメラ・動画撮影、音声録音、位置情報など、iPadを使ってさまざまな情報収集が可能で、収集した情報をオンプレミスのサーバーで一元管理する仕組み。データ連携機能を使えば、iPadアプリ間のデータ受け渡しもでき、オフィス文書の作成編集やCADデータの閲覧・共有なども行えるとした。

　サーバーはオンプレミス環境で運用できるので、パブリッククラウドに出せないようなデータも取り扱い可能。接続できるiPad端末の制御や、端末紛失時のデータ遠隔消去といった機能も搭載している。

　価格は、サーバーシステムとiPadアプリ50ライセンス分を合わせて、150万円（税別）から。サーバー機やネットワーク機器、保守契約などは別途必要になる。また、AppleのiOS Developer Enterprise Programへの登録も必須とのこと。