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企業向けオンラインストレージ「GigaCC ASP」新版、共有性や使い勝手を向上

 日本ワムネット株式会社は28日、企業向けオンラインストレージ「GigaCC ASP」の新版「同 バージョン3.2.2」を12月1日より提供開始すると発表した。価格は、1GB/10アカウントで月額1万2000円から。

 「GigaCC ASP」は、企業向けのオンラインストレージ環境を提供するサービス。ユーザーの使い勝手を維持したまま、大容量ファイルの転送・送受信や共有をセキュアに行える点が特徴で、国内に20万人以上のユーザーを持つという。また、iOS向けのアプリも提供されており、iPhoneやiPadからも容易に利用できる。

 今回の新版では、送信したいファイルやフォルダをドラッグ&ドロップで選択する「スマートアップロード」が可能になるほか、ファイル送信が途中で止まっても、再送時にはそこから再開できるレジューム機能を実装され、通信が不安定な地域などにも大容量ファイルを送りやすくなった。

 また、ファイル共有領域にアップロードされているファイルやフォルダに対し、関係するユーザーがコメントを書き込めるようになった。このコメントはユーザー間で閲覧したり返信したりできるので、ファイル共有スペース上で、意見交換や作業の依頼といった連絡が簡単に行えるようになる。

 加えて、ファイル共有機能や共有ノート機能利用時に、アップロードされたファイルをダウンロードすることなく、全ページの内容を閲覧できるドキュメントビューア機能を提供する。対応するのはMicrosoft Office文書(Word/Excel/PowerPoint)とPDFファイルで、ダウンロードを行うことなくプレビューできるため、数多くのファイル一覧の中から、目的のファイルを探しやすくなっている。また、ファイルの中身を確認しながら、コメント機能で修正依頼の説明を記入する、といった使い方にも対応する。

 このほか、iOS向けのアプリが最新のiOS7に対応。ベンダーIDによる端末のアクセス制限、Webブラウザからのアクセス制限、Open INの許可・不許可設定などをサポートし、運用時のセキュリティ向上やスライドショー機能を実装している。

 なおオプション機能としてSAML/SSO連携機能も利用可能になったため、一度の認証で複数のWebサービス/アプリケーションにログインできる、シングルサインオン(SSO)環境を構築できる。

石井 一志