NECフィールディング、ウイルス対策などのセキュリティ機能を提供するサービス～運用管理業務も代行

　NECフィールディング株式会社は27日、企業のクライアントPCのセキュリティ管理とIT資産管理を提供するクラウドサービス「iQQsam」において、クライアントPCのウイルス対策を中心としたサービス「iQQsam Anti-Virus powered by Trend Micro」を発表した。300台～1万台程度のクライアントPCのウイルス対策を統合的に行えるという。

　新サービスは、トレンドマイクロのクラウド型ウイルス対策製品「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス」に、運用管理業務を代行するサービスを加えてパッケージ化したもの。従来は小規模事業者向けにクラウド型のウイルス対策サービスを販売してきたが、今回はセキュリティ機能や管理機能を拡充し、1万台までのPCを管理できる大規模事業者向けとして製品化した。

　ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービスでは、ウイルス対策機能だけでなく、スパイウェア対策、URLフィルタリング、Webレピュテーションといったセキュリティ機能や、定義ファイルのアップデート、ウイルス検知通報、脅威の統計レポートといった管理機能を提供。強固なセキュリティを実現するという。

　また、ウイルス対策状況を管理する専用Webポータルサイトを顧客ごとに作成し、NECフィールディングのコンタクトセンターがウイルス対策状況を常に監視。設定変更作業もNECフィールディングの技術者が代行する。このポータルサイトは顧客と共有されており、顧客自身も社内のウイルス対策状況の閲覧や運用管理が可能なため、自身のセキュリティポリシーにあわせたセキュリティ対策を行えるとしている。

　さらに、コンタクトセンターがユーザーの導入作業を支援する「初期導入サポート」、PCが適用中の定義ファイル情報をまとめた「定義ファイル適用状況レポート」も提供するとのこと。

　価格は、1クライアントあたり月額600円（税別）から。NECフィールディングでは、今後3年間で累計3億円の売り上げを目指す。