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PFU、SharePoint環境向けの文書管理ソリューションを提供

容易な文書検索や業務システムとの連携を実現

ドキュメントソリューション for SharePointの特徴

 株式会社PFUは17日、SharePoint Serverを利用して、紙文書の電子化と活用を図る「ドキュメントソリューション for SharePoint」を発表した。同日より販売開始する。

 「ドキュメントソリューション for SharePoint」は、SharePoint Serverの機能を補完し、紙文書の電子化と、文書共有の促進をさらに図るためのソリューション。SharePointの標準機能では、文書の検索、業務システムとの連携、紙文書の電子化といった点に課題があるため、北米で1000社以上の導入実績を持つ米KnowledgeLake(PFU子会社)のソフトウェアとPFUによるプロフェッショナルサービスを活用し、これらの改善を図るという。

 具体的には、文書のプロパティ情報に対して、SharePointの標準機能では提供されないAND/ORや絞り込みの条件を組み合わせたインデックス検索を実現。さらに、検索結果に関連した文書をすぐに閲覧できる仕組みを用意することで、素早く文書を見つけられるようにする。

 また、業務システムを改造することなく、SharePointに格納されている文書の検索、閲覧、SharePointへの文書登録が行えるようになるほか、普段使い慣れている業務システムから、画面を切り替えることなく作業できるため、業務効率化を実現するとした。

 電子化については、PFUの業務用イメージスキャナ「fi シリーズ」と連携し、大量の紙文書を高速かつ効率的に電子化・仕分けして、OCRによるデータ化を実行。SharePointへの、紙文書の登録作業を効率化する。

KnowledgeLake製品の特徴

 一方、プロフェッショナルサービスでは、PFUが手掛けてきた、のべ1500社に及ぶドキュメントソリューションのシステム構築実績を生かし、ユーザー企業の利用目的・環境に応じた、SharePointベースのドキュメント管理構築を支援する。

 具体的には、文書情報管理士により、ユーザー企業の文書を分類し、プロパティを含めて体系立てて管理できるように設計する「設計サービス」、構築済みのSharePoint環境に対し、KnowledgeLake製品を利用するためのインストールおよび設定作業を行う「導入サービス」、KnowledgeLake製品に関する一般利用者向けの操作教育を実施する「利用者操作教育サービス」などを用意した。

 価格は、1システム10人利用の場合で300万円から。別途、ハードウェア、SharePointのライセンス、構築費用などが必要になる。

 なおPFUでは、今後3年間で、100システム、20億円の売り上げを見込んでいる。

さまざまなプロフェッショナルサービスによる支援を提供

石井 一志