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TIS、ソフトバンクテレコムのDaaSと導入・運用サービスを組み合わせソリューションとして提供

 TIS株式会社は26日、ソフトバンクテレコムのクラウド型仮想デスクトップ(VDI)サービス「ホワイトクラウド デスクトップサービス Viewタイプ」(以下、Viewタイプ)を販売すると発表した。また、同サービスの初期導入や運用を行う「TISプロフェッショナルサービス」を、10月1日より提供開始する。

 「Viewタイプ」は、VMware Horizon ViewをベースにしたDaaS(Desktop as a Service)型サービス。最大利用時のリソースをあらかじめ用意する必要があるオンプレミス型のVDIと比べると、必要な時に必要なだけ手早くリソース追加できる店がメリットで、最低1カ月からの利用にも対応する。

 また、リモートバックアップや東京-大阪間のディザスタリカバリ(DR:災害対策)など、信頼性・可用性を高めるためのオプションを提供。アプリケーション仮想化技術「ThinApp」も利用できるので、レガシーアプリケーションをパッケージ化し、最新OS上でも正常に稼働させることが可能だ。

 TISでは、こうした特徴を持つ「Viewタイプ」に、マスタOS作成やアプリケーションの仮想化、Active Directory設定、シンクライアント端末の設定といった導入作業から、サポート窓口の設置、各種設定変更作業などの運用までを行う「TISプロフェッショナルサービス」を組み合わせ、DaaS移行を実現するソリューションとして展開する考え。

 企業に対しては、クライアント端末の運用管理コスト削減、情報漏えい対策などセキュリティの向上、ワークスタイル変革による生産性向上などをメリットとして訴求し、今後3年間で3万台の仮想デスクトップ導入を目指すとしている。

 参考価格は、仮想デスクトップ500台、TISプロフェッショナルサービスの「まるごと導入サービス」「まるごと運用サービス」を利用するモデルケースで、初期費用が99万円から、月額費用が235万円から。

石井 一志