ニュース

NTTアイティ、画像・映像処理解析技術を応用した受託開発サービス

 NTTアイティ株式会社は4日、画像・映像処理解析技術を応用した個別開発支援のための受託サービス「viaPro」の提供を開始した。

 viaProでは、既製品で対応するのが難しい顧客の要望を、画像・映像処理解析技術を応用した個別開発で実現する受託サービス。

 NTTアイティでは、従来より画像・映像技術を応用した製品の開発・販売を行っており、画像・映像処理解析技術を応用する経験とライブラリが充実しているという。同技術の具体例としては、映像インデクシング技術、トランスコード処理技術、高精細映像配信制御技術、電子透かし技術、混雑度推定技術、流動解析技術などがあり、これらの技術を応用して、映像ベース情報共有システム「viaPlatz」、電子透かしソリューション「MagicFinder」、屋外デジタルサイネージ効果測定サービス「ひかりサイネージMetrics」などの製品を販売している。

 このような製品を販売する中で、画像・映像処理解析技術の応用に関する要望が多種多様であり、既製品で対応するのが難しく個別開発が必要となる場合があった。特に画像認識や特徴抽出の分野では、実現可能性が不明確で費用も大きくなる場合があるため、なかなか本格開発に踏み切れないという課題があったという。

 そこで、viaProの提供を開始。開発例として「4K映像制作ワークフローへ電子透かし埋め込み処理の組み込み」「映像同期型セカンドスクリーンアプリケーション」「画像認識アプリケーション」「医用画像処理」「映像自動編集」「イベント受付システム(電子透かし応用)」「サイネージ視聴者数測定」などを挙げ、本格開発前に実現性を安価に検証できる「初期検討サービス」も用意したとしている。

 実際の開発は内容に異なるため個別見積もり。初期検討サービスは50万円(税別)から。9月4日より開始し、年間20件の受託を目指す。

川島 弘之