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コアマイクロシステムズ、Amazon S3をNASとして利用できるNASゲートウェイ

 コアマイクロシステムズ株式会社は23日、クラウドストレージをNASとして利用可能にするキャッシュゲートウェイNAS「CloudNAS WSS2012」を発表した。8月30日の販売開始を予定する。なお、バックエンドのクラウドストレージにはAmazon S3を利用するとのこと。

 CloudNAS WSS2012は、クラウドストレージをオンプレミスのNASとして利用できるようにするゲートウェイアプライアンス。OSにはWindows Storage Server 2012を採用し、Active Directory連携や、SMB 3.0による高速なデータ転送など、Windowsクライアントとの高い親和性を実現している。

 クラウドストレージとの接続にはCloudArrayの技術を利用し、高速ダイナミックキャッシュ、WAN QoS、圧縮、重複排除により、クラウドストレージとの高速なデータ転送を行えるほか、HTTPS接続およびAES256ビット暗号化によりセキュリティも確保した。

 ラインアップはキャッシュ量により2種類が用意されており、4TBモデルの「CloudNAS WSS2012 R400」が74万8000円、2TBモデルの「CloudNAS WSS2012 R200」が64万8000円。別途、クラウドストレージの利用料金が必要となり、基本料金は、例えば1TBの場合で月額2万5000円、2TBの場合で月額3万7500円。このほか、データ転送量に応じた従量課金も発生する。

 なお今後は、データ転送料も含んだ完全月額固定料金の契約パックもリリースを予定している。

石井 一志