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オラクル、中堅向けERP「JD Edwards Enterprise One」のインメモリアプリ
(2013/7/16 11:44)
日本オラクル株式会社は16日、中堅企業向けERP製品「JD Edwards Enterprise One」のインメモリアプリケーションを発売した。同社エンジニアド・システムズを基盤とすることでデータのリアルタイム処理を実現し、受注売上・利益の向上やプロジェクト管理を支援する。
同インメモリアプリケーションは、複雑な価格情報や顧客の過去の受注情報、複数のプロジェクトにわたる予算・実績・予測情報などの大量データをリアルタイムに高速処理し、企業の売上・利益の向上やプロジェクト管理を支援する業務アプリケーション。同社のデータベースマシン「Oracle Exalogic Elastic Cloud」を基盤とすることで、従来のシステムではバッチ処理などで行っていたデータの集計・分析をインメモリ処理することで高速化する。
「JD Edwards EnterpriseOne In-Memory Sales Advisor(以下、In-Memory SA)」と「JD Edwards EnterpriseOne In-Memory Project Portfolio Management(以下、In-Memory PPM)」の2製品で構成。
In-Memory SAは、受注情報、利益率、取引量に応じた製品単価などの情報を即時に提供し、既存顧客により上位の製品やサービスをすすめる販売を支援。具体的に取引数量別単価の推奨情報や受注全体・個別受注単位の利益率を提供し、顧客の過去の受注情報を基に利益率の平均や推移をグラフ表示する。
In-Memory PPMは、企業のプロジェクトマネージャーや意思決定者がプロジェクトのコストや利益などの財務状況を迅速に把握するための案件情報を提供。具体的に企業が取り組むすべてのプロジェクト情報の一元的な集計と分析を実現し、契約や請求とプロジェクト情報を連係させることでプロジェクト別の財務状況の把握可能にする。また、プロジェクトの地域・営業担当・種類別の要約を提供する。