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米MS、Windows RT向け「Outlook 2013 RT」を無料アップデートとして提供

 米Microsoftは5日、予定されているWindows 8.1アップデートの一部として、Windows RT向けに「Outlook 2013 RT」を無料アップデートとして提供すると発表した。

 Microsoft Windows部門担当で、MicrosoftのCFO兼CMOであるTami Reller氏がComputex 2013で発表し、Microsoft Office公式ブログでも合わせて発表されたものだ。

 これによって、Microsoft Surface、あるいはWindows RTタブレットユーザーは、Outlook 2013 RTを無料で入手できることになる。Outlook 2013 RTは他のOfficeアプリケーションと同様にタッチ操作にも対応している。

 これまで提供されていたOffice 2013 RTにはWord、Excel、PowerPoint、OneNoteが含まれていたが、Outlookは含まれていなかった。特にSurface RTユーザーはOfficeを主要な用途とすることが多かったため、Outlookに対する要望も多く上がっていた。

 また、MicrosoftのSurface 「Type Cover」と「Touch Cover」がソフトウェアによってアップデートされることも明らかになった。アップデートは1週間程度で提供される予定だとしている。

 発表によると、このアップデートによりキーボード最上段のキーが利用しやすくなる。最上段のファンクションキーF1からF12を、Fn+CAPSキーでロックできるようになることで、これまでのようにFnキーを押しながら操作する手間を省くことができる。

 そのほか、Fnキーを押しながら操作する専用キーボードショートが用意される。Fn + <スペース>はPrint Screen、Fn + <スペース> + AltはフォーカスしているアプリのPrint Screen、Fn + Delは輝度アップ、Fn + Backspaceは輝度ダウン、Fn + <左矢印>はHome、Fn + <右矢印>はEnd、Fn + <上矢印>はPage Up、Fn + <下矢印>はPage Downに割り当てられる。

(青木 大我 taiga@scientist.com)