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スクエニ、業務ごとに最適な新コミュニケーション基盤を構築

 富士通株式会社は15日、株式会社スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)の新コミュニケーション基盤を構築したと発表した。同基盤はIP電話、プレゼンスの管理、IM、ビデオ会議などの各種コミュニケーションツールを統合し、統一された操作環境の下、社員間の効率的なコミュニケーションを実現するという。

 スクエニはデジタルエンタテインメント、アミューズメント、出版、ライツ・プロパティなどの事業を展開しているが、ネットワークゲーム市場の拡大、ビジネス環境のグローバル化などの変化に対応を余儀なくされている。現在展開しているゲーム、オンラインサービス、出版業界といった中にはそれぞれが受け持つ分野により、異なる働き方が存在。さらに海外にも拠点を展開しているため、グローバルレベルでのコミュニケーション強化やワークスタイルの変革が課題となっていた。

 今回導入したシステムでは、社員が統一された操作環境での中で、相手の状態(在席・外出・打合中など)に応じた最適なコミュニケーション手段を選択できる。また、異なる働き方に合わせ、IP電話機、ソフトフォン、携帯電話、スマートフォン、PHSから選択できるため、例えば、社外にいることが多い社員は携帯電話やスマートフォン、社内での移動が多い社員はPHSにするなど、働き方に応じたデバイスを利用することが可能という。

 ネットワークは10Gigabit Ethernetを採用。高速通信により、ゲーム開発における大容量グラフィックデータの高速処理を可能とし、開発者の生産性を向上した。また、カメラ付きIP電話によるビデオ通話を実現するとともに、ネットワークに接続すればどこからでも業務が可能なフリーオフィス環境を整備し、新プロジェクト発足や組織変更などが生じても柔軟に対応できるようにした。

 富士通LCMサービスセンターが24時間365日、設備の運用・管理を行う。スクエニは2012年10月の本社移転に伴い、まずは本社での運用を開始し、今後は国内およびグローバルの拠点においても、統一基盤として利用する予定。これにより、これまで以上にシームレスな情報共有やコミュニケーションの活性化を図り、ビジネスのスピードを向上するとともに、各社員の業務に最適なワークスタイルを確立するとしている。

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