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「SoftEther VPN 1.0」が公開、PacketiX VPN 4.0のフリーウェア版

 SoftEther Projectは8日、ソフトイーサ株式会社の製品「PacketiX VPN 4.0」に相当するVPNソフトウェア「SoftEther VPN 1.0」をフリーウェアとして公開した。

 SoftEther VPNは、Windows、Mac、Linux、FreeBSD、Solarisで動作し、簡単にVPNを構築できるソフトウェア。リモートアクセスVPNや拠点間接続VPNを、SSL-VPNによりイーサネットを仮想化する形(レイヤー2)で構築できるほか、従来のVPNのようなIPルーティング(レイヤー3)ベースでの構築も可能。OpenVPN、L2TP、IPSec、MS-SSTPなど各種VPNプロトコルにも対応し、Windows、Mac、iOS、Androidなどの端末や、CiscoのルーターからのVPN接続を受け付けることができる。

SoftEther VPNの概要

 SoftEther VPN 1.0は、日本語、英語、中国語の3カ国語版がSoftEther Projectのサイトからダウンロード可能。サイトは現在英語のみだだが、今後日本語サイトも公開予定。

 SoftEther Projectは、ソフトイーサ代表取締役で筑波大学大学院生の登大遊氏らによるプロジェクト。これまで、PacketiX VPNのオープンソース版として提供してきた「UT-VPN」は今後、SoftEhter Projectに移行する。また、SoftEhter VPN 1.0は現在はフリーウェアとして配布しているが、2013年中旬にはUT-VPNと同様にオープンソース化(GPLライセンス)する予定。

SoftEhter VPNサーバー管理マネージャー

(三柳 英樹)