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ソフトイーサ、「PacketiX VPN 4.0」製品版を7月25日発売

 ソフトイーサ株式会社は、VPNソフトウェア「PacketiX VPN 4.0」の製品版を7月25日に発売する。価格は、法人向けエディションが9万5000円(小規模企業向け・Standard Edition)から。個人・SOHO向けエディションが2200円(Home Edition、1年間ライセンス)から。

PacketiX VPN 4.0の画面(開発中)

 PacketiX VPN 4.0では、従来のHTTPSベースのVPNプロトコルに加え、L2TP/IPsec、OpenVPN、MS-SSTP、L2TPv3、EtherIPなどをサポート。iPhoneやAndroidなどのモバイル端末からの接続や、CiscoなどのルーターからのVPN接続に対応した。

 NATやファイアウォールの内側でもVPNサーバーを動作させるためのNATトラバーサル機能や、ダイナミックDNS機能、ICMPやDNSしか通信できないような通信不良が発生している環境でもVPN通信を可能にするVPN over ICMP/DNS機能などを搭載。VPN内でのファイル転送速度を高速化するWAN高速化機能を搭載し、フレッツ回線を用いた東京・大阪間の実測では、Windowsファイル共有のスループットが従来の45Mbpsから96Mbpsに高速化されたという。

 現在、ソフトイーサで配布しているPacketiX VPN 4.0 RC3(ベータ版)は、8月14日まで引き続き利用が可能。7月25日以降は、製品版の60日間無償体験版がダウンロードできる。また、フリーウェア版の「SoftEther VPN 1.0」の正式版も、7月25日ごろから無償提供を行う予定。

三柳 英樹