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AWS、メモリ集約型アプリに適したAmazon EC2の「ハイメモリ・クラスタ・インスタンス」

 米Amazon Web Services(AWS)は22日(米国時間)、「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」の新しいインスタンス「ハイメモリ・クラスタ・インスタンス」を発表した。シングルインスタンスに大容量のメモリが必要なアプリケーションや、分散メモリを活用する必要があるアプリケーションに最適という。

 ハイメモリ・クラスタ・インスタンスは、Xeon E5-2670(2.6GHz、8コア)×2、244GiBメモリ、120GB SSDストレージ×2などから構成されており、合計で88のECU(EC2 Compute Units)性能を提供するハイエンドのインスタンス。インメモリデータベース、グラフデータベース、メモリを大量に消費するHPC用途など、計算能力やメモリ、ネットワーク帯域幅を多く必要とするアプリケーションに適している。

 現在、米国東部(北バージニア)リージョンのみで利用でき、1時間あたりの料金は、Linuxの場合3.5ドル、Windowsの場合3.831ドル。1年/3年のリザーブドインスタンス、スポットインスタンスにも対応する。

 なおAWSによれば、今後数カ月の間に、ほかのAWSリージョンでも利用可能にする予定とのこと。

(石井 一志)