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クラウド型無料グループウェア「サイボウズLive」、200人まで利用可能に

 サイボウズ株式会社は12月4日、クラウド型の無料グループウェア「サイボウズLive」で、利用可能なグループの最大メンバー数を従来の20人から、200人まで拡大すると発表した。ディスク容量も、従来の500MBから1GBまでに増量する。

 「サイボウズLive」は、グループに登録されたメンバーだけで情報共有できる無料のクラウド型グループウェアで、ウェブブラウザーで使える無料サービスとして提供されている。カレンダー、ファイル共有、掲示板、タスク管理、アンケートなどの機能を備える。ウェブブラウザーから利用できるほか、iOS用、Android用の専用アプリが無料で提供されている。

iOS用、Android用の専用アプリも無料で提供されている
iPhoneアプリのカレンダー画面
参加するグループの更新を一覧できる

 「サイボウズLive」は、従来、企業内などひとつの組織内で利用されてきたグループウェアを、組織をまたいだプロジェクトから非営利団体や学校などまで広く利用できるよう、サイボウズがクラウド型の無料ウェブサービスとして2010年5月に提供を開始。今年8月には登録者数が30万人を超え、9月にはグループの作成件数が10万件を超えた。

 サイボウズいよると、無料利用できるメンバー数やディスク容量を増やしてほしいという要望がNPOや教育機関など非営利団体などから多数寄せられており、今回のサービス変更はこうした要望に応えたものだという。サイボウズでは、利用可能な人数を20人から200人と大幅に増やしたことで、これまでグループウェアを利用する機会がなかった非営利組織や趣味のサークル、教育機関、ひとつの組織にとどまらないプロジェクトなどで広く利用を促進していきたいとしており、今後も要望の高い機能の追加などを検討していくという。

PCのウェブブラウザーでアクセスしたホーム画面。複数のプロジェクトが管理・共有できる
プロジェクトごとに更新情報が閲覧できる。メーリングリストでの情報共有に比べ、一覧できて把握しやすい
まとめページが作成可能
Facebookへ新着情報を通知することができる

(工藤 ひろえ)