日立、Windows Server 2012を搭載した「BladeSymphony」「HA8000シリーズ」新製品


 株式会社日立製作所(日立)は、ブレードサーバー「BladeSymphony」およびPCサーバー「HA8000シリーズ」において、Windows Server 2012に対応し、サーバー仮想化やクラウド基盤向けに性能を強化した新製品群を22日に発売する。

 新製品は「BS500」「BS2000」「HA8000シリーズ」。

 BS500では、Xeon E5-2400ファミリー×最大2個、最大384GBメモリ、最大2TB HDDを搭載できる「BS520A サーバブレード」などを用意。上位版となる「BS520Hサーバブレード」では新たに32GB LRDIMMもサポートし、メモリ容量を従来比2倍となる最大768GBを実現している。

 BS2000では、Xeon E5-2600ファミリー×2個、最大512GBメモリ、最大5.2TB HDDを搭載できる「BS2000 標準R3サーバブレード」と、Xeon E7-8800ファミリー×最大2個、最大384GBメモリを搭載できる「BS2000 高性能A2サーバブレード」などを用意。

BS500シャーシBS2000シャーシ

 HA8000シリーズでは、Xeon E3-1200v2ファミリー×最大1個、最大32GBメモリ、最大12TB HDDを搭載できる「HA8000/TS10」と、Xeon E5-2600ファミリー×最大2個、最大768GBメモリ、最大14.4TB HDDを搭載できる「HA8000/RS220-h」などを用意。

HA8000/TS10

 HA8000/TS10や「HA8000/RS110」「HA8000/SS10」では選択できるCPUラインアップに最新のXeon E3-1200 v2ファミリーを追加し、従来比最大約1.2倍の処理性能を実現するとともに、ストレージ容量を従来比1.5倍に強化している。

 いずれもWindows Server 2012をプレインストールまたはバンドルしたのが特長。インストール・設定代行サービスを提供するほか、従来HA8000シリーズのみで提供されたファームウェア・ドライバアップデートツール「Hitachi Server Navigator」を、BS2000/BS500でも提供し、容易なシステム導入を実現する。さらにサーバー購入時にCALを一緒に購入できるオプションサービスも用意。契約・購入手続きを省力化するとする。

 BS520A サーバブレードの価格は、Windows Server 2012 Standardプレインストールモデルおよびバンドルモデルがいずれも46万8300円から、Windows Server 2012 Datacenterバンドルモデルが78万7500円から。11月28日より出荷する。

 BS2000 標準R3サーバブレードの価格は、Windows Server 2012 Standardプレインストールモデルおよびバンドルモデルがいずれも103万7820円から、Windows Server 2012 Datacenterバンドルモデルが145万2570円から。12月17日より出荷する。

 BS2000 高性能A2サーバブレードの価格は、Windows Server 2012 Standardバンドルモデルが214万7250円から、Datacenterバンドルモデルが243万750円から。12月17日より出荷する。

 HA8000/TS10の価格は、Windows Server 2012 Standardプレインストールモデルが39万1650円から。12月17日より出荷する。

 HA8000/RS220-hの価格は、Windows Server 2012 Standardプレインストールモデルおよびバンドルモデルがいずれも62万4750円から、Windows Server 2012 Datacenterバンドルモデルが94万3950円から。12月17日より出荷する。

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(川島 弘之)
2012/11/21 12:45