JBAT、マルチデバイス対応のオンラインストレージ構築ソフト「HDS drive」
JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)は25日、オンラインストレージ構築ソフト「HDS drive」を発表した。Windows PC、Android、iOSのマルチ環境でファイルを共有・活用できるという。
HDS driveは、社内に保管されたオフィス文書やデータをさまざまなデバイス間で共有できる、オンラインストレージ環境を構築するソフト。Windows PC、Android端末、iPad/iPhoneからファイルを転送してHDS Driveに保存でき、個人、部署ごとにファイル共有を行えるという。
また、HDS driveに保存されたファイルをデバイス側に同期することも可能で、オフライン時でもファイルを閲覧できるようにしている。また、IDを持たない社外のユーザーなどにファイルダウンロード用のURLとパスワードを送付する機能も搭載。さらにWindows PCでは、指定したフォルダをHDS driveと同期する機能も利用可能だ。
セキュリティ機能としては、通信機能の暗号化、ユーザーIDによるアクセス制御に加えて、クライアントの認証機能を備えた。
なおHDS driveでは、一般的なx86サーバーとLinuxを利用してオンラインストレージサーバーをオンプレミス環境に構築するが、パフォーマンスや保存容量が足りなくなった場合には、システムを停止することなくサーバーを追加できる点も特徴。これにより、スモールスタートと柔軟な拡張に対応した。
ライセンスは、ユーザー数に応じて購入する形となり、参考価格は50ユーザーで500万円程度から。サーバーが増えても、現時点ではライセンス料金には影響しないとしている。
JBATでは今後、印刷情報のデジタル化を行う「HDS print(仮称)」、基幹アプリケーションとの連携ソリューションなども順次ラインアップし、ファイル共有にとどまらないさまざまな機能を提供する予定である。