Yahoo! JAPANのインフラ環境を利用したビジネス向けクラウドストレージサービス


 ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は6日、ビジネス向けクラウドストレージサービス「Yahoo!クラウド ストレージ」を提供開始すると発表した。

 「Yahoo!クラウド ストレージ」は、Yahoo! JAPANの持つ日本最大規模のインフラ環境を利用した、容量無制限のクラウドストレージ。オブジェクトデータであれば画像、ドキュメント、動画データなど、あらゆる形式のファイルを保存でき、バックアップデータの保存に適しているという。1ファイルあたりのサイズ上限は5GB。また、標準提供のCDN機能を利用すれば、大量のコンテンツ配信にも対応可能とのこと。

 管理ツールとしては、GUIを備えたコントロールパネルを提供するほか、Amazon S3互換相当のクラウドストレージAPIと、REST形式のリソース管理用WebAPIを提供。加えて、保存データは自動的に多重化されて冗長性が確保される仕組みで、99.9%以上の可用性を保証するSLA契約を提供するした。

 価格は、ストレージ使用量とネットワーク転送量に応じた従量課金制で、ストレージの利用料金は1GBあたり月額10円、ダウンロード時のネットワーク転送料金が1GBあたり15.75円。またCDNを利用する場合は、ダウンロード時のネットワーク転送料金が1GBあたり14.7円となる。いずれの場合も、アップロード時のネットワーク転送料金やリクエスト料金はかからない。

 なおこのサービスは、同社のグループ企業であるデータセンター事業者のIDCフロンティアと共同で企画・商品開発を行っており、IDCフロンティアは契約代理店としてサービスの販売・契約を行うとのことだ。

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