dit、特権ID管理ツールの新版~クラウドサービスからの情報漏えいを防ぐ新機能


 株式会社ディアイティ(dit)は、特権ID管理ソリューションの新版「Cyber-Ark PIM Enterprise Suite v7.1」を9月1日より販売する。

 昨今、Facebook、Google+、Salesforceなどのクラウドサービスは、企業での活用が拡大している。その際に課題となるのが、これらのWebサービスサイトからの非公開情報の漏えいや、内容の改ざんなどの不正行為をいかに防止するかだ。今回の新版では、従来のサーバー、ネットワーク機器、アプリケーションの特権ID管理に加え、Webサービスの運用権限を有するアカウントのパスワード一元管理を実現した。

 管理者がWebサービスサイトにログインする際、PIMのポータルサイトを経由させることでパスワードの開示を不要とし、パスワード漏えいの危険性を排除できる。

 加えて、管理者アカウントの監査証跡も取得できるようにした。共有アカウントで複数の管理者がログインする状況においても、PIMのポータルサイトを各人が経由するため、ログインした管理者を特定できる。

 さらにサイトで実行した操作内容を動画で記録する機能により、サイトでの不正操作や不正な情報取得などのインシデント発生時にも迅速な調査が可能となる。

 また、申請・承認システムとの連携により、事前申請された操作内容と実行した操作内容の整合性を確認できるため、監査などで要求される操作の正当性の評価も可能になるという。

 価格は257万円(税別)から。2012年12月末日までの期間限定で98万円(同)の特別価格で提供する。販売目標は年間15システム。

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