日立とSAPジャパン、インメモリデータ処理ソフト「SAP HANA」の検証施設を開設
株式会社日立製作所(以下、日立)とSAPジャパン株式会社は18日、インメモリデータ処理ソフト「SAP HANA」関連システムのコンサルティングや事前検証環境などを提供する「日立SAP HANAラボラトリー東京」(東京・千代田区)を開設すると発表した。
「日立SAP HANAラボラトリー東京」は、SAP HANAと日立のITプラットフォーム製品を組み合わせたシステム検証、ソリューション開発を推進する施設。また、顧客向けのシステム検証/デモ環境も整備し、SAP HANAと日立のプラットフォーム製品、SIを組み合わせたソリューションをワンストップで提供するという。
なおこの開設に先立ち両社では、SAP HANAとHadoop、日立製サーバーを組み合わせた大量データ分析システムの動作検証を共同で実施した。SAP HANAは、例えばPOSシステムで集計した売り上げ情報など、構造化データの分析などに適している一方、HadoopはWebサイト上の口コミ情報など非構造化データの分析に適した製品であるため、両ソフトを組み合わせることで、構造化データと非構造化データを相互に関連させた高度な分析が可能になるという。
今後両社は、この施設で実際のデータを用いた詳細なテスト検証を行い、顧客のニーズに沿ったソリューションを実現するとしている。