KDDIウェブコミュニケーションズ、レンタルサーバーに作業ミス防止ツールを搭載


 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは7日、提供中の共用レンタルサーバー「シェアードプラン ACE01」にて、ウェブ制作者の作業ミスによるトラブルを防止するツール「SmartRelease」を搭載したと発表した。

 SmartReleaseは、共用レンタルサーバーシェアードプラン ACE01のユーザーが無償で利用できるサーバーツール。Webブラウザから「SmartRelease」コントロールパネルにアクセスするため、Webブラウザを搭載した端末であれば利用環境を問わない。

 SmartReleaseでは、「テストサーバー」と「公開サーバー」を標準装備。「バックアップサーバー」も標準でサポートしており、テスト、公開、DBのバックアップを常時取得する。

SmartReleaseの利用イメージ

 テストサーバー、公開サーバーは内部パス、PHPやPerl、MySQLの設定、パスなどがすべて同一環境となるため、SmartReleaseを用いてテストサイトと公開サイトをボタンをクリックするだけで同期できる。テストサイトと公開サイトでパスが異なるなどで公開サイトでプログラムが動作しないといったトラブルも予防できる。

 テストサーバーで確認後、公開サーバーで公開する際は「リリース」ボタンを押すだけで公開サーバーへのコピーと公開が行われる。また、公開サーバーからテストサーバーへのファイル転送もワンクリックで可能となる。

 バックアップは自動で、テストサーバー、公開サーバーともバックアップを自動取得しているため、誤ってファイルを削除してしまったり、サイトが改ざんされたりした場合にも、改変履歴から戻したい時点を選択、クリックするだけでリストアできる。

 KDDIウェブコミュニケーションズは「ウェブ制作を“ラク”にする」をコンセプトにSmartReleaseを独自開発。サーバー制作の現場でよくある、一部ファイルのコピー漏れや先祖返りなどのトラブルを防ぎ、テストサイト構築やバックアップといった作業の大幅な軽減を図る。

 SmartReleaseは、シェアードプランACE01の主契約ドメインだけでなく、マルチドメインすべての環境で利用できる。なお、すでにサーバーを設定済みの既存顧客の場合は、順次「SmartRelease」を搭載するという。

リリース画面(テストサイトから公開サイトへコピー)バックアップ画面リストア画面
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