東芝Sol、グローバル・プロジェクト管理ツール「ProjectMeister」新版


 東芝ソリューション株式会社(以下、東芝Sol)は30日、プロジェクト管理ツールの新版「ProjectMeister V6.7」を発売した。

 ProjectMeisterは、グローバル・プロジェクト管理が可能なプロジェクト管理ツール。大きく3つの「計画」「遂行」「管理」という機能を備える。

 新版では、日本語/英語/中国語対応、各国タイムゾーン、マルチカレンダーなどに対応するとともに、グローバル開発プロジェクトの見える化を支援するため、「課題管理」と「EVM(Earned Value Management)」機能を強化した。

 「課題管理」機能は、グローバルでの複数拠点で発生した課題をリアルタイムに見える化し、課題のプロジェクトへの影響度や課題の解決状況を把握可能にする。一方、予算および予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを 定量的に評価するプロジェクト管理の技法である「EVM」機能では、プロジェクトの作業進ちょくや達成度をコストの発生状況と合わせて管理するツールを提供する。「EV(Earned Value)」を統一的な指標として、グローバル・プロジェクトのパフォーマンスを見える化することで、課題の早期発見・迅速な対応を可能にするという。

 東芝Solは、グローバル、複数拠点間での設計・製造・開発での情報共有・プロジェクト管理を行う製造業・ソフトウェア開発業などの顧客に同製品を提案する方針。今後はクラウドサービス版の提供なども予定している。

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(川島 弘之)
2012/5/30 11:43