損保ジャパンが「Google Apps」を導入へ、日本国内最大のユーザー企業に


 グーグル株式会社は、損害保険ジャパングループ(損保ジャパン)が来年5月からGoogle Appsを導入すると発表した。損保ジャパングループの全社員、スタッフ3万がGoogle Appsを利用することになり、3万IDでの全社導入は現時点で日本国内最大のGoogle Appsユーザー企業となる。

 損保ジャパンでは、東日本大震災以降、BCPや在宅勤務の重要性がより高まり、2014年度上半期に予定されている日本興亜損保とのスムーズな合併や海外拠点との円滑な情報交換のためにも、柔軟かつ信頼性の高い統一したコミュニケーションインフラの導入が急務であると認識。こうした背景から、「いつでも」「どこでも」「デバイスを問わず」利用できるグループウェアとしてGoogle Appsを導入し、将来の損保ジャパン日本興亜を支える情報基盤としていくことを決定したという。

 来年5月の導入後には、スマートフォンや、タブレットPCなどの新しいデバイスも活用しつつ、新しい働き方を推進し、円滑な海外拠点とのコミュニケーションを強化し、BCP、在宅勤務を実現する情報基盤として活用する予定。Googleのエンタープライズ部門では、日本でも開催予定のイベント「Atmosphere on Tour」で、損保ジャパンの事例を紹介する予定としている。

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(三柳 英樹)
2012/4/27 14:05