岡谷エレクトロニクスがDynamics CRM Onlineを採用、Salesforce CRMから移行
日本マイクロソフト株式会社は26日、岡谷エレクトロニクス株式会社が、クラウド型CRMアプリケーション「Dynamics CRM Online」、およびクラウドサービス「Office 365」を採用したと発表した。Dynamics CRM OnlineについてはSalesforce CRMからの移行となり、移行作業は2011年10月に完了している。
岡谷エレクトロニクスでは、チーム営業の強化を図るために2004年からCRMの利用を開始。当時はオンプレミス型だったものの、社内での運用負荷が高く、また社外より安全にアクセスできる環境を整備・維持するのが難しいとの判断から、クラウドサービスであるSalesforce CRMを採用し、2010年から本格的に利用していたという。
しかし、ひとりあたり月額1万円以上になるコストや、使い勝手、他システムとのデータ連携といった課題を解決するために、同社ではDynamics CRM Onlineへの移行を決断した。課題のうち、特に使い勝手の面では、Salesforce CRMはユーザーインターフェイス(UI)が独特で慣れるのに時間がかかったものの、Dynamics CRM Onlineでは、すでに社内標準になっていたMicrosoftのアプリケーションとUIが同じため、ユーザーにとっても違和感がなかったとのこと。
なお、移行作業は株式会社シーイーシーが担当し、Salesforceからの移行を支援する「SFDC 移行サービス」により、約1カ月の短期間で終了した。
また、Dynamics CRM Onlineへの移行完了と同時に、Office 365の導入を開始。岡谷エレクトロニクスは、2008年からExchange Serverのホスティングサービスを利用していたが、メールボックスの容量制限解消や、今後のユニファイドコミュニケーション環境の実現を視野に入れて、Exchange Online、SharePoint Online、Lync Onlineの活用を始めている。