F5ジャパン、ブレード型アプリスイッチ「VIPRION」の新シャーシと新スイッチ~最大320Gbpsスループットを実現


VIPRION 4480シャーシとVIPRION 4300ブレード

 F5ネットワークスジャパン株式会社(以下、F5ジャパン)は27日、シャーシ型アプリケーションスイッチ「VIPRION」のラインアップに、「VIPRION 4480」シャーシと「同 4300」ブレードを追加すると発表した。

 VIPRIONは、必要に応じてブレードを追加することで性能を拡張していけるロードバランサー。CPUのコアをクラスタ化する独自のCMP技術により、ブレードを追加すると直線的に性能が向上するほか、ブレードを複数搭載していれば、1枚のブレードが故障したとしてもほかのブレードへ処理を引き継げるため、可用性の面でも優れているという。

 新型シャーシのVIPRION 4480は、既存シャーシの「VIPRION 4400」と同様、最大4枚までのVIPRIONブレードを搭載可能。VIPRION 4300ブレードを4枚搭載すると、最大320Gbpsのレイヤ4スループット、最大160Gbpsのレイヤ7スループット性能を発揮できる。さらに、ハードウェア圧縮は最大80Gbps、SSLスループットのアクセラレーションも80Gbpsへと強化されており、従来よりも性能が大幅に向上しているとのこと。

 価格は、VIPRION 4480が595万円(税別)から、VIPRION 4300が2210万円(税別)からで、いずれも5月下旬より販売を開始する予定。

 なお、VIPRION 4300のフルスペックを発揮するにはVIPRION 4480が必須。一方、VIPRION 4480で既存の「VIPRION 4200」ブレードを動作させることも可能だが、制約が発生するとのこと。また、「VIPRION 4100」ブレードはVIPRION 4480上では動作しない。

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