NCLC、OpenFlow完全対応のL2/L3スイッチ「Pronto」を発売
Pronto 3920 |
エヌ・シー・エル・コミュニケーション株式会社(以下、NCLC)は5日、米Pica8と代理店契約を結び、OpenFlow完全対応のL2/L3スイッチ「Pronto」シリーズを発売した。
Prontoは、データセンターグレードのL2/L3スイッチ。CiscoやJuniperが採用しているものと同等性能のコマーシャルチップと、OSSを積極的に活用することで、他社製品と比較して20~60%の低価格を実現している。
また「ネットワークの性能差はハードウェアではもはや出せない」と考え、OSSを中心としたソフトウェアにこだわっているのが特長。
同シリーズのソフト環境である「PicOS」では、Linux OSをベースとして、OSSのネットワークOSである「XORP(eXtensible Open Router Platform)」をプロトコルスタックとして採用。XORPはOSSのネットワークOSの中でもモジュール化と拡張が容易で、これをデータセンター用途向けに強化・改良している。
また「OVS(Open Vswitch)」を採用し、OpenFlowを全面サポートした。夏ごろには最新版のOpenFlow 1.2にも対応させる予定という。
ラインアップは、Gigabit Ethernet(GbE)×48ポートと10GbE SFP+×4ポートを備える「Pronto 3290」、GbE×48ポートと10GbE SFP+×4ポート、およびデュアル電源を備える「Pronto 3295」、10GbE SFP+×48ポートを備える「Pronto 3780」、10GbE SFP+×48ポートと40GbE QSFP×4ポートを備える「Pronto 3920」の4機種。価格はそれぞれ32万3000円(税別)、35万6000円(同)、121万2000円(同)、154万5000円(同)。