SHA-2のSSL証明書、ブラウザはすでに高い対応率~ベリサインが検証


 日本ベリサイン株式会社は28日、2012年2月より同社が提供している次世代ハッシュ関数SHA-2のSSLサーバー証明書におけるブラウザ対応検証結果を公表した。

 SHA-2のSSLサーバー証明書であっても、PCブラウザはWindows XP SP3以降で主要ブラウザすべてが対応し、スマートフォンではアクセスカバー率99%、フィーチャーフォンでは2009年以降に発売された機種で順次対応が進んでいることが判明した。

 また、Webサーバーでも、Apache 2.0/OpenSSL0.9.8以降、Windows Server 2003 SP2/IIS 6.0以降で対応していることが判明した。

 ベリサインでは「サイト運営者による暗号アルゴリズムの移行には、大規模なシステム変更を伴う場合、数年間を要すると想定されるが、当社のSSLサーバー証明書を用いれば、移行期間でもスムーズなアクセスの維持を実現できる」としている。

 なお、検証は、工場出荷時設定のスマートフォン、フィーチャーフォンそれぞれの実機端末から、SHA-2検証サイトにアクセスし、警告画面などが表示されずに正しく表示されること、SSLアクセスができることを確認した。

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