日立、ビッグデータの戦略的活用を支援する「vRAMcloud」

第1弾は金融向けプライベートクラウド構築


 株式会社日立製作所(日立)は27日、ビッグデータの戦略的活用を支援するソリューション「vRAMcloud」を発表した。28日より提供する。

 vRAMcloudは、企業内在のさまざまな種類のデータについて、そのデータを統合管理するとともに、データの特性に応じてストリームデータ処理からバッチジョブ超並列処理まで多彩に分析・処理できるプラットフォームソリューション。これにより、導入企業は、日々発生するリアルな情報と、過去の蓄積情報を瞬時に照合・分析できるという。

 第1弾として、金融機関向けに拡張性の高いプライベートクラウドの構築ソリューションを提供する。同ソリューションにより、ビッグデータ活用による金融商品の新たな開発やさらなる顧客サービスの改善などを支援するという。

 システム構築時に用いる代表的な製品としては、ストリームデータ処理ソフト「uCominexus Stream Data Platform」、分散キャッシュソフト「VMware vFabric GemFire」、分散処理基盤「Hadoop」、バッチ分散処理ソフト「uCominexus Grid Processing Server」、統合システム運用管理ソフト「JP1」、サーバー環境向け仮想化ソフト「VMware vSphere」。

 サービスとしては、「導入診断コンサルテーション」「導入コンサルテーション」「システムインテグレーション」「既存システムマイグレーション」を提供する。価格は個別見積もり。

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(川島 弘之)
2012/3/28 06:00