ヤマトシステム開発、クラウド型のIT資産管理サービス「PCLC-WEB」


 ヤマトシステム開発株式会社(以下、YSD)は、業務用パソコンやタブレット端末、ソフトウェアといったIT資産の管理を支援する「PCライフサイクルサービス」に、クラウド型サービス「PCLC-WEB」を追加すると発表した。

 YSDは2009年から、PCのライフサイクル管理を支援する「PCライフサイクルサービス」提供を開始しており、IT資産管理を作業面で支援してきた。今回提供される「PCLC-WEB」は、クラウド型でIT資産管理機能を提供するサービス。最新のIT資産管理状況を、いつでもWeb経由で確認できるため、国内外に点在する大量のIT資産の利用状況についても、最新情報の正確な把握が可能になるという。

 IT資産に関連する各種申請・承認はWeb上で行え、申請をもとに、機器調達、キッティング、廃棄などの作業完了報告としてYSDが情報入力を実施するので、顧客企業での手間を省ける上、入力ミスや漏れの削減につながり、情報精度が高まるとのこと。また作業完了と同時に関係者へメール通知が届くため、部門間・会社間の報告や依頼といった業務の手間を軽減し、手続きの迅速化を促せるとした。

 このほか、ソフトウェアライセンスの保有数と利用数の管理に対応し、ライセンスの過不足を「見える化」する機能を備えた。これにより、ライセンスの過剰利用を防止できるのみならず、社内の遊休ライセンスを、不足している拠点に回すなどの対応ができることから、無駄な購入の抑止によるコスト削減も実現する。

 さらに、IT資産を宅配便で出荷する際、IT資産管理番号と宅配便の「お問い合わせ伝票番号」をひも付け、「PCLC-WEB」から最新の所在状況を確認できる機能も搭載している。

 基本料金は月額10万円から。YSDでは、2013年3月までに30社への導入を目指している。

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(石井 一志)
2012/2/8 15:37