日立ソリューションズ、文書管理製品「ラビニティOne」の新版~スマートデバイスからのオフライン使用に対応


 株式会社日立ソリューションズは8日、文書管理ソリューション「ラビニティ One」の新版を2月9日より販売開始すると発表した。オフラインでもiPhone/iPadから文書を参照できる機能などが追加されている。

 ラビニティ Oneは、電子文書の管理や協働での文書作成を支援するための製品。操作性の高い画面と、協働での文書作成を支援するワークスペース機能が特徴で、電子文書の一元管理と管理コストの削減を実現する。

 すでに、iPhoneやiPadでラビニティ Oneを使用するための「ラビニティ One iPad連携オプション」は提供されているが、セキュリティを確保するため、従来は文書管理サーバーと接続しているときのみ参照が可能だった。

 今回リリースされたこのオプションの新版では、オンライン時に文書管理サーバーから必要な文書をiPhone/iPadのアプリ「ラビニティ One クライアント」へダウンロードしておき、オフライン時にも安全に文書を参照できるようにする機能が追加された。

 ダウンロードした文書には、「ラビニティ One クライアント」でのみアクセスができ、ほかのアプリからは文書へのアクセスを行えないため、オフライン時のセキュリティも確保できるとのこと。また、ダウンロードした文書は、オンライン時にサーバーと同期して、最新の文書に置き換えることができる。

 さらに「ラビニティ One」Web機能の最新版では、PDFデータをダウンロードして参照しようとしても、文書の内容を非表示にして参照不可にする機能が追加された。これにより、機密文書などが不正にダウンロードされてしまった場合でも、文書の不正コピーや添付メール配信などによる情報の漏えいを防げるとしている。

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