日立システム、次世代文書管理システムに環境に配慮した機能を追加


 株式会社日立システムアンドサービス(以下、日立システム)は5月11日、紙文書や、図面などのイメージ文書の管理を支援する機能を拡充した次世代文書管理システムの新版「ラビニティ One 02-00」を発表した。5月20日から販売開始する。

 ラビニティ Oneは、電子文書の管理や協働での文書作成を支援するための製品。リッチクライアント技術を用いた操作性の高い画面と、協働での文書作成を支援するワークスペース機能が特徴で、電子文書の一元管理と管理コストの削減を実現する。

 新版では、電子文書だけでなく、紙文書や図面などのイメージ文書を効率よく管理する機能を強化。紙使用量の一層の低減、検索・参照などの作業量の低減に加えて、車による文書配送コストの削減、文書の保管場所の削減などを実現し、環境負荷の低減に貢献できるという。

 また今後は、デジタル複合機やスキャナから読み込んだイメージ文書を、ラビニティOne上の特定のフォルダに自動登録する機能も追加を予定するとのことで、環境に配慮した機能をより強化するとしている。

 なお日立システムでは、製品およびカスタマイズ、システムインテグレーションなどを含めた文書管理ソリューション全体で、2011年度までに約50億円の販売を目標としている。



(石井 一志)

2010/5/11 14:14