MS、次期Officeのプレビューを開始、公開ベータ版は「夏の終わりごろ」


 米Microsoftは30日、次期Microsoft Officeであるコードネーム「Office 15」のテクニカルプレビュープログラムを開始したと発表した。また、Office 15の公開ベータ版発表時期は「夏の終わりごろ」とした。

 今回開始されたテクニカルプレビュープログラムへの参加は、すでに締め切られている。Office 15にMicrosoft社外の顧客が接するのは「今回が初めて」とのことだ。参加者は非開示契約書に同意してプレビュープログラムに参加している。Microsoftは参加者のフィードバックを参考にしながら、最終的なリリースに向けて開発を続けていくとしている。

 現時点でOffice 15について知られていることはほとんどないと言ってよい。予定されている製品名称も明らかになっていない。

 それでも今回の発表で明らかになったことは、Office 15では、Microsoft Officeの歴史上初めて、PCクライアント版、携帯版、クラウドサービス、サーバーを同時にアップデートすることになったということだ。

 これらの製品群にはOffice、Office 365、Exchange、SharePoint、Lync、Project、Visioが含まれるとしている。

 夏に公開される公開ベータ版では、参加希望者すべてに新Officeを試す機会が提供されるとしている。

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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2012/1/31 12:54