FacebookをCRM施策に展開するソーシャルリスニングツール「eMSocial」


 株式会社電通イーマーケティングワンとグループ会社の株式会社インターロジックは17日、Facebookを企業のCRM(顧客関係管理)に有効活用するソーシャルリスニングツール「eMSocial」の提供を開始した。

 eMSocialは、Facebookから取得したユーザー情報を時系列・ターゲット(性別×年齢)・プロフィール・ウォールへの書き込みやチェックインといった基本指標で検証し、さまざまな指標によるデータ抽出・分析手法を活用することで、CRM施策へ展開するクラウド型サービス。

 横軸を「情報拡散力」、縦軸を「情報発信力」とした、ユーザー分布を把握するための分析フレーム「Social Influencer Matrix」を採用。同マトリックスを分割し、ユーザーを「Observer(観察者)」「Curator(評価者)」「Broadcaster(拡散者)」「Celebrity(影響者)」の4セグメントに分類。情報伝搬指数「Social Influencer Point」も把握できる。

 分析メニューは「時系列分析」「ターゲット分析」「プロフィールランキング」「ウォール分析」「チェックイン分析」に対応し、「CRM用データ抽出機能」「セグメンテーション設定機能」「マルチデータソース管理機能」などでCRM施策へ展開する。

 これにより、ソーシャルメディアに集う企業のファンをより効果的にCRM戦略へ採り入れ、さらなる「ファン層の醸成・拡大」「顧客としての取り込み」「ロイヤリティ強化」などを実現。企業が保有する既存の顧客データベースと連携・照合し、より精度の高い見込み顧客や既存顧客の顕在化が可能になるとしている。

 価格は、初期費用(データ取得モジュール提供・組み込み)が80万円(税別)、運用費用が月額25万円(同)。

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