AzureとiPadを活用した文書配信ソリューション「Azure DE Publisher」


 ブレインハーツ株式会社は20日、Windows AzureとiPadを活用した電子文書配信ソリューション「Azure DE Publisher」を発売した。

 Azure DE Publisherは、企業内の文書をサーバーに一元化し、iPadで閲覧可能にするソリューション。PDF/HTML5形式の文書をサーバーにセットするだけで利用可能。サーバー側でデータを更新すれば、常に最新バージョンだけを配信できる。サーバーとiPadのビューワ間ではデータが同期されるため、オフラインでも閲覧可能という。

 また、文書に複数のタグを設定し、そのタグに従って書棚を分けることも可能。大量の文書も絞り込んで目的のものをすぐに見つけ出せる。

 サーバーはWindows Azureのクラウド環境を採用。自社でハードウェアを準備することなく迅速に利用開始できるほか、拡張も容易だ。

 さらにオプションでAppleのアプリ内課金機能を追加できる。紙の雑誌などをPDFに変換するか、あるいはHTML5でリッチ・インタラクティブな表現を実現して、課金機能を加えれば、容易に電子書籍の出版ビジネスも始められるという。

 価格は、PDFビューワが15万7500円、HTML5ビューワが10万5000円、サーバー管理費用(50文書まで)が月額1万500円から、アプリ内課金機能が31万5000円から。サーバー管理費用は文書量の増加に応じて追加費用が発生する。また、専用アイコンデザイン、アンケート機能、分析機能、オンプレミスシスエムの連携といったカスタマイズにも別途費用が発生する。

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(川島 弘之)
2011/12/20 16:09