北海道大学アカデミッククラウド、サーバー管理に「HDE Controller」採用
株式会社HDEは1日、国内最大規模の学術クラウドシステム「北海道アカデミッククラウド」にLinuxサーバー管理ソフト「HDE Controller」が採用されたと発表した。
北海道アカデミッククラウドは、「学際大規模計算機システム」の一部として、170テラフロップス超の演算性能を持ったスーパーコンピュータとともに運用される学術クラウドシステム。オンデマンドで利用できる仮想サーバー、複数の計算機をまとめたクラスタパッケージによるMPI(Message Passing Interface)環境、Hadoopなどの分散処理環境、オンラインストレージやブログなどの利用環境がIaaS/PaaSとして学術向けに提供される。
HDE Controllerは、同社が1999年より開発・販売するLinuxサーバー管理ソフトの総称で、Linuxディストリビューション上にインストールすることで、Web・メール・DNSなどサービスの設定や、ユーザーアカウント、メーリングリストメンバーの管理、サーバーのサービスやログの監視などが可能になる。これらをすべてWebブラウザ上から直感的なGUIで操作できるのが特徴。
北海道大学アカデミッククラウドでは、Webサーバーやメールサーバーの管理、バーチャルドメインの作成など、サーバー管理ソリューションとして活用される。