キヤノンITS、授業支援システム「StudyLife」をiPadとともに提供


 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は24日、セブンシーズ・テックワークス株式会社と文教向けソリューション分野で協業すると発表した。同日より、授業支援システム「StudyLife」を販売する。

 セブンシーズ・テックワークスが開発した「StudyLife」は、オープンソースの学習管理システム「Moodle」とiPadを連携させ、講義の資料配付や小テストの実施、出欠管理などを行う授業支援システム。

 学生は、ビデオ機能を使ってチャプターごとの授業を反復して学習できる。ビデオ内に小テストを含めることも可能。こうした画面を通じた授業はもちろん、宿題プリントの配布・提出・回収、授業内容の理解度の把握に至るまで、一貫した教師と学生のコミュニケーションを支援する。

 宿題プリント配布・提出・回収では、iPad上で手書きで解答しそのままiPadを通じて提出できるため、プリントの紛失も防げる。教師は各生徒のプリント提出状況を一覧できるほか、リアルタイムに作成・集計可能なアンケート機能も利用可能。

 このほか、学生が授業をどこまで理解したかを示す機能や、教師と学生間でコメントを送信できる機能も備える。また、出欠確認にも利用可能。学生は出席ボタンを押すだけで簡単に出席登録でき、教師は出席状況をリアルタイムに把握できる。

 キヤノンITSは、セブンシーズ・テックワークスと販売代理店契約を締結し、Apple認定「Education Authorized Value Added Reseller」としてiPadとともに販売。StudyLifeの価格は年間63万円。初年度に20大学、3年後に100大学への導入を目指す。

関連情報
(川島 弘之)
2011/11/24 12:16