さくらインターネット、石狩データセンターを11月15日開所
さくらインターネット株式会社は7日、北海道石狩市に建設を進めていた石狩データセンターを竣工し、11月15日に開所すると発表した。
さくらインターネットの石狩データセンターは、クラウドコンピューティングに最適化した郊外型大規模データセンター。北海道の冷涼な気候を活用した外気冷房の利用により、データセンターのエネルギー効率を表す指標であるPUEは1.11を実現。空調コストも約4割削減できる見込みだという。
東京ドームの約1.1倍(5万1448平方メートル)の敷地に、1棟あたり最大500ラックまで対応できる分棟式の建物を8棟まで建設する予定で、開所時には2棟分の建物にサーバーラックを200ラック設置。サーバールームは100ラックごとのモジュール設計で、非常用発電機やUPSもサーバールームごとに設置するモジュール型となっている。
さくらインターネットでは、大規模な敷地によるスケールメリットや外気冷房の導入により圧倒的な低コストを実現し、日本のITコストを世界標準へ押し下げることを目指すとしている。
石狩データセンター外観 |