富士通SSL、認証マネジメント活動を効率化するSaaS型「統合マネジメント支援サービス」


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は31日、認証に関するマネジメント活動の効率化を支援するSaaS「統合マネジメント支援サービス」を、11月1日より販売開始すると発表した。サービス提供開始は2012年1月を予定する。

 「統合マネジメント支援サービス」は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)やプライバシーマーク(Pマーク)など、組織における各種認証規格に関するマネジメント活動をトータルに支援するサービス。SMSと個人情報保護マネジメントシステム(PMS)の重複する作業を共通手順として統合するという。

 具体的には、情報の蓄積管理やワークフロー承認などの機能により、管理体制・内部監査などの活動プロセスを標準化して、マネジメント作業の効率化を実現。マネジメントシステムを一元化・見える化することで、企業が抱えるリスクを統合的に管理できるようにする。コスト面では、ISMSとPMSの統合で40%以上のコスト削減が見込めるほか、外部審査機関との調整により、外部審査費用も約15%が削減できるとした。

 なお、SaaS型であることから、ユーザーはシステムを自社で用意したり運用したりする手間を削減し、迅速な導入が可能。統合マネジメント運用のためのテンプレート、教育/セルフチェックなどのコンテンツを、最新の情報を取り入れた上で定期的に提供する。

 また今後は、このサービスを利用する各企業の状況を把握し、ベンチマークやリスクマイニングを行う機能も追加する予定だ。

 価格は個別見積もりだが、一例として、基本となる「統合マネジメントサービスパック」が、100ユーザーIDの場合で月額5万2500円から。このほか、初期費用も必要となる。

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(石井 一志)
2011/11/1 06:00