So-net、12.6円/時から利用可能なIaaS「So-net クラウド」


 ソネットエンタテインメント株式会社(以下、So-net)は6日、法人向けクラウドサービス「So-net クラウド」を発表した。9月下旬の提供開始を予定する。なお9月6日より、事前予約受け付けを開始するとともに、先着50社に、利用開始月の利用料金から最大3万円を割り引くキャンペーンも、10月14日まで実施される。

 「So-net クラウド」は、仮想化されたサーバーリソースを、必要な時に必要な分だけ、オンデマンドで利用できるIaaS型のパブリッククラウドサービス。サーバーのプロビジョニング、追加・削除、スペック変更などを、無料のコントロールパネルからオンデマンドに変更できる「速さ」が特徴という。

 プランは、1vCPU(1GHz)と512MBメモリの「mini」、1vCPU(3GHz)と1GBメモリの「small」といった小規模向けから、4vCPU(3GHz)と32GBメモリの「large32」まで、全12プランを用意。さまざまなニーズに対応する。OSは、CentOS(64ビット)が利用可能だ。

 初期費用は各プラントも無料で、月額料金は例として、「mini」が7875円/月、「small」が1万3335円/月。このほか時間単位の従量課金も用意されており、起動中の場合、「mini」が12.6円/時、「small」が23.1円/時、停止中の場合は「mini」が5.25円/時、「small」が5.25円/時、などとなっている。

 また「So-net クラウド」は、純国産のクラウドサービス「ニフティクラウド」のOEM提供によってサービス化されており、高信頼データセンターで運用される点、日本語ユーザーインターフェイスと国内スタッフによるサポートが提供される点なども強調できるとのこと。

 なお、So-netの法人サービス事業は、Webインテグレーション分野でクラウドプラットフォームを使用した経験・事例を多数持っているとのことで、今後は「So-netクラウド」をベースに、Webインテグレーションの提案や、システム構築でのクラウド利用のコンサルティングなど、さまざまなサービスを提供していく予定としている。

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