サーバーワークス、クラウド連携ストレージ「StorSimple」を販売開始~1カ月無料の試用キャンペーンも


 株式会社サーバーワークスは8月31日、マクニカネットワークス株式会社が国内代理店を務めているクラウド対応iSCSIストレージ「StorSimple」を販売すると発表した。また同時に、1カ月間無償で利用できるキャンペーンも実施する。

 StorSimpleは、米StorSimpleが開発しているiSCSIストレージ。内蔵するSSDとSAS HDDの間で、データの使用頻度に応じた階層化機能を提供するほか、クラウドストレージへの自動階層化機能も備えている。これにより、ひんぱんに利用するデータをSSDに、利用頻度の落ちるデータはSAS HDDに、ほとんど利用・更新されないデータはクラウドストレージに、といった3段階の階層が可能。またクラウドへ転送される際は、圧縮・暗号化によって、転送量の削減とセキュリティ確保を行っているという。

 クラウドストレージはAmazon Web Services(AWS)やWindows Azureに対応しているが、サーバーワークスでは今回、同社がビジネス面で実績を持つAmazon S3へのバックアップ料金を含めて、1カ月間無料でStorSimpleを利用できる「1ヶ月無料トライアルキャンペーン」を実施する。

 Amazon S3の利用料金は、ストレージ料金(データの保管容量に応じた課金)、リクエスト料金(PUT/GETといったリクエストの回数に応じた課金)、データ転送量(Amazon S3からデータをダウンロードする容量に応じた課金)の項目に応じて課金されるが、今回は5TBまでのデータ保管にかかる費用を1カ月間無償で提供するほか、無償期間終了後の、Amazon S3利用料金の明細も提供するとのこと。

 なおAWSでは、ドル建てのクレジットカード決済が支払いの中心となるものの、サーバーワークスは、AWSの料金、StorSimpleの機器費用、保守運用費用をすべて合算し、日本円で請求するため、支払い面のメリットも提供できるとしている。

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