クラムワークス、ライトプロテクト可能な「Ubuntu 11.04」搭載USBメモリ


ROMULA 11.04
画面例

 有限会社クラムワークスは5日、Ubuntu 11.04をプリインストールしたLinux USBメモリ「ROMULA 11.04」を発売した。価格は9450円。

 特徴はライトプロテクト機構を搭載する点。フラッシュメモリの書き込みを禁止し、ROM化した状態でUbuntuを起動できる。ソフト的なアクセス制限ではなく、書き込み禁止スイッチによるハード的なライトプロテクトなので、ウイルス感染やシステム改ざんのリスクを排除できるという。

 管理作業の際はライトプロテクトを解除し、通常通りアプリケーションの追加やセキュリティパッチの適用が可能。これらの作業が終わったら再び書き込み禁止に戻し、その時点の設定内容をそのまま保持できる。

 また初期設定によりPCの内蔵HDDやDVDドライブへのアクセスが禁止されているため、起動してもPC内部のOSやファイルに影響を与えない。

 このほか、約20秒の高速ブートを実現。ライトプロテクト時には自動ログインする機能も搭載する。約10分で購入時の初期状態に戻せる「Factory Reset機能」も備える。

 USB 2.0/1.1準拠。総容量は8GB、空き容量は約4GB。独自パッチを適用した「Ubuntu 11.04 日本語Remix 32bit版」が搭載されている。

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(川島 弘之)
2011/7/6 06:00