ソフトバンクテレコム、HD品質のビデオ会議を提供するクラウドサービス


 ソフトバンクテレコム株式会社は1日、クラウド型のビデオ会議システム「ホワイトクラウド ビデオカンファレンス」を発表した。同日より提供を開始する。

 「ホワイトクラウド ビデオカンファレンス」は、多拠点でのHD品質のビデオ会議に必要な機能を、クラウドサービスとして提供するもの。多地点接続装置(MCU)の購入コストや、高解像度映像の配信に伴うネットワーク帯域の増強などを省けるとともに、専任のコンシェルジュによる24時間365日体制のサポートで、システムの運用・保守にかかる負担を削減できるため、安価にHD対応のビデオ会議を導入できるという。

 また高品質なHD画質とクリアな音声を用いた会議を行えることから、これまでのビデオ会議と比べても、リアルなビジュアルコミュニケーションが可能。国内外の出張によるコストや時間のロスを省けるほか、研修や遠隔医療などの、より幅広い業務シーンでの利用も見込めるという。

 さらに、閉域網からの接続以外に、インターネット回線やISDN回線からもアクセスでき、アクセス回線が異なる拠点間でビデオ会議を実施できる点もメリット。自社グループ内だけでなく、サプライチェーン間や社外の協業先など、異なる企業間でのコミュニケーションニーズにも対応する。

 今後は、スマートフォンやタブレット端末からの接続にも対応する予定で、外出先からの利用、災害発生時、パンデミック対策としての利用も可能とのこと。

 価格は、初期費用のうち基本料金が10万5000円、MCUリソース割り当て料金が1端末申請あたり5250円。月額費用は、基本料金が3万1500円から、利用料金がMCUリソース割り当てごとに1万5750円、予約用のユーザーアカウントが1IDごとに262円。

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(石井 一志)
2011/7/1 17:22