NEC、使用頻度の少ないデータをバックアップストレージに自動移動するソリューション
バックアップ作業時間を最大40%短縮
日本電気株式会社(NEC)は28日、データのバックアップ業務を効率化する「バックアップ時間短縮ソリューション」を発表した。バックアップ作業時間を最大40%短縮できるとのことで、同日より提供を開始する。
「バックアップ時間短縮ソリューション」は、ファイルサーバーに格納されたデータを分散配置することで、作業時間短縮を図るソリューション。使用頻度の少ないデータをアーカイブソフト「StorageForce」によって判別し、それらのデータを、バックアップストレージ「iStorage HSシリーズ(HYDRAstor)」へ自動移行することで、バックアップ時間の短縮を図っている。また。iStorage HSシリーズに移行されたデータは、独自の重複排除技術「DataRedux」によって圧縮された上で保管される。
このソリューションを利用すると、ファイルサーバーへの投資を5年間で約60%抑制できるほか、ファイルサーバーの使用容量削減に伴い、データのバックアップ作業に要する時間を、最大40%短縮できるとのこと。
なお、このソリューションの提供開始にあわせ、従来比約45%の省電力化と約60%の性能向上を実現した、iStorage HSシリーズのエントリーモデル「iStorage HS3-30T」が発売された。加えて、レプリケーションソフトの最新版を従来の半額で提供し、ニーズが高まっているバックアップデータの遠隔地保管を、より経済的に実現できるように支援するとしている。
「バックアップ時間短縮ソリューション」の価格は、iStorage HS3-30Tを用いる場合で378万円(税別)から。iStorage HS3-30Tの価格は、シングルノードモデル(2.4TB)が298万円(税別)から、レプリケーションソフトが100万円(税別、2ライセンス)から。
これらに加えて、バックアップ作業を行っていない時間帯に、リモートからストレージの電源をオン/オフできる電源制御ソフトも提供されるとのことで、こちらの価格は10万円(税別)から。
iStorage HS3-30T シングルノードモデル |