日本HP、コンバーチブル型タブレットやモバイル向けなどノートPC全7モデル

14型/15型/17型液晶搭載のモバイルワークステーションも


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は23日、法人向けノートPC7機種を発表した。

 新製品はすべて、電力消費の集中する時間帯や昼休みの時間を省電力設定にするなど、5分単位で自動切り替えが行える電源管理ソフト「HP Power Assistant 2.0」、ユーザー認証やデータ保護を行えるセキュリティ統合ソフト「HP Protect Tools 6.0」を搭載し、省電力性に配慮しているのが特徴。

 また、指定した時間帯をバッテリ駆動に切り替えられるピークシフト機能については、7月下旬にHP Power Assistant 2.0へ追加され、ダウンロードにて提供される予定。今回の新機種を含め、4月以降に発表された法人向けノートPCが対象となる。

 

ハイエンドノートPC「HP EliteBookシリーズ」では3製品を提供

HP EliteBook 2560p Notebook PC

 法人向けハイエンド製品「HP EliteBookシリーズ」では、12.5型液晶搭載のモバイルノートPC「HP EliteBook 2560p Notebook PC」(以下、EliteBook 2560p)、タブレットスタイルでの利用もできる12.1型液晶搭載モバイルノートPC「HP EliteBook 2760p Tablet PC」(以下、EliteBook 2760p Tablet)、最大17.3型液晶を搭載できるモバイルワークステーション3製品が新たにラインアップされた。

 EliteBook 2560pは、1366×768ドット表示可能な12.5型液晶を搭載したモバイルノートPCで、重量は約1.67kg(光学ドライブ非搭載時)。8月中旬からは、東京の昭島工場で生産され、5営業日納品という短納期を実現する。また、企業独自イメージのプリインストール、固定資産アセットタグの添付など、導入時の工数を削減するサービスも利用可能になるとのこと。価格は17万8500円からで、7月中旬に発売する。

 EliteBook 2760p Tabletは、ディスプレイ部を回転させたタブレットスタイルでの利用も可能な、コンバーチブル型のPC。第2世代Core iシリーズのCore i5-2540を採用することにより、グラフィックス機能を向上させつつ、従来モデル「2740p」と比べて購入しやすい価格になったという。価格は17万8500円からで、7月上旬に発売する。

 モバイルワークステーションでは、14型液晶モデル「HP EliteBook 8460w/CT Mobile Workstation」、15.6型液晶モデル「HP EliteBook 8560w/CT Mobile Workstation」、17.3型液晶モデル「HP EliteBook 8760w Mobile Workstation」を用意し、ユーザーの必要に応じて選択可能とした。価格はそれぞれ、14万1750円から、16万8000円から、21万8400円から。6月23日より順次発売される。

 

スタンダードノートPC「HP ProBookシリーズ」では大画面モデルを提供

HP ProBook 4730s/CT Notebook PC

 スタンダードノートPCの「HP ProBookシリーズ」では、13.3型液晶搭載モデル「HP ProBook 5330m/CT Notebook PC」(以下、ProBook 5330m/CT)と、17.3型液晶搭載モデル「HP ProBook 4730s/CT Notebook PC」(以下、ProBook 4730s/CT)が製品化された。

 ProBook 5330m/CTは、薄さ25.2mmのスリムな筐体を採用した13.3型液晶搭載モデル。セキュリティチップ(TPM 1.2)や指紋認証リーダーを標準装備するほか、クリアなサウンドを実現するBeats Audioや、バックライトキーボードも搭載している。価格は8万4000円からで、6月23日より販売を開始する。

 一方のProBook 4730s/CTは、17.3型の大型液晶を備えたノートPC。1600×900ドット表示可能な高解像度を実現しているほか、テンキー付キーボードなどを搭載していることから、デスクトップPCに劣らない、快適な作業環境を実現するという。価格は8万2950円から。

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(石井 一志)
2011/6/23 14:59