インターコム、在宅勤務状況を見える化する「MaLion」新製品


 株式会社インターコムは20日、在宅勤務社員の勤務状況を見える化する「MaLion 在宅勤務管理システム」を発売した。

 情報漏えい対策とIT資産管理が可能なクライアントPC運用管理ソフト「MaLion 3」と連携して、在宅勤務の情報管理を実現する。同時発売するVPNスイッチ「MaLion Gate」と「MaLion 3」と組み合わせることで、自宅から社内ネットワークにアクセスする在宅勤務社員に対して、社内勤務社員と同様に「MaLion 3」によるクライアント管理が実現する。

 MaLion Gateは、企業内に設置する「MaLion Gate Center」と、自宅に設置する「MaLion Gate Home」で構成。ADSLやFTTHなど普段自宅で使用しているインターネット接続回線をそのまま利用し、「MaLion Gate」を経由することで社内ネットワークへ安全にアクセスできる。

システム構成イメージ

 「MaLion 在宅勤務管理システム」では、(1)勤務状況管理、(2)社内データ資産の安全な活用、(3)情報漏えい対策、(4)IT資産の適正な管理、(5)リモートコントロールによる不具合対応を実現する。

 (1)では、PCの起動やアプリケーションの起動、Webアクセス、送受信メールなど各種操作ログを基に勤務状況を管理。(2)では、自宅からでも社内のファイルサーバーへアクセスし、社内データ資産の活用を可能にする。(3)では、各種PC操作ログを取得するとともに、例えばUSBメモリの利用を禁止するなど必要に応じて特定のPC操作を制御。また、業務に関係のない私用PCによる社内ネットワークへのアクセスを禁止できる。(4)では、在宅勤務社員が使用するIT資産について一括管理が可能。ライセンス未購入のソフトや使用禁止のフリーウェアが不正にインストールされていないか管理できる。(5)では、在宅勤務社員のPCにトラブルが生じた際に、管理者がリモート接続して対処できる。

 価格は「MaLion 在宅勤務管理システム」が要問い合わせ(販売パートナーの日本ラッドが販売する)、「MaLion Gate」が9万3975円。

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(川島 弘之)
2011/6/20 12:18