クララオンライン、アジアクラウドサービス「SolaCloud」を開始


 株式会社クララオンラインは16日、アジアクラウドサービス「SolaCloud」の提供を開始した。

 SolaCloudは、ITインフラをサービスとして提供するIaaS。同社は日本・シンガポール・中国・台湾・マレーシアでインターネットインフラサービスを提供しており、SolaCloudはアジア各地域で展開するクラウドサービスの第1弾となる。

 日本企業向けに、東京データセンターからの提供を皮切りに、名古屋や台湾などアジア各地のデータセンターも自由に選択可能とする予定(2011年夏頃)。日本の商習慣に合わせるため、書面による申し込み手続きの廃止、請求書の発行にも対応する。

 複数のロケーションを持つサービスとして、節電対策・電力シフト・DR(災害普及)・データバックアップなどの用途にも最適。

 IaaSとしては、80通り以上のサーバーリソースバリエーションを用意。CPUは「1コア(4200円)」「2コア(8400円)」「4コア(1万6800円)」、メモリは「2GB(2100円)」「4GB(4200円)」「8GB(8400円)」、ディスク容量は「40GB(2100円)」「80GB(4200円)」「160GB(8400円)」、上限回線帯域は「30Mbps(2100円)」「50Mbps(4200円)」「100Mbps(8400円)」から選択可能。用途・ニーズに最適なサーバー環境の構築を実現する。

 また、CPUコア数やメモリなどのサーバーリソースは顧客ごとに占有できるよう確保しているため、クラウドサービスでありながら専用サーバーに近い自由度と安定度で利用できるとしている。

 最小構成価格は、CPU1コア・メモリ2GB・ディスク40GB・30Mbpsで月額1万500円。

 クララオンラインでは、日本企業の海外展開をサポートするため、引き続きアジア各地でのクラウドサービス開発に注力し、グローバルなビジネス環境に最適なサービスを提供する方針。

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