クララオンラインが名古屋からIaaS提供、関東圏の電力分散を支援


 株式会社クララオンラインは6日、名古屋データセンターを利用したクラウドサービス「Cloud for Relief」シリーズの提供を開始した。

 同サービスは、計画停電への対応や今夏の電力供給不足に対して、中部電力管内でのオフサイト・セカンダリサイト立ち上げ支援を目的としたIaaSサービス。

 第1弾として、「Cloud for Relief “Discovery ‐Nagoya‐”」を11日より提供する。名古屋市内(運営:中部テレコミュニケーション)のデータセンターに、50GB HDD、1GBメモリ、CentOS 5、100Mbpsの回線帯域、データバックアップ対応の環境を用意。初期費用10万円のみで利用できる。

 サービス提供期間は、2011年4月11日~2013年3月31日の最大2年間。申込期間は2011年4月11日~同9月30日。

 同社では、同データセンターは、1)中部電力管内に位置し関東圏の電力分散に適している、2)中部電力が原子力発電による発電比率が低いことなどから、将来にわたり安定した電力供給が期待できるとし、今後のクラウドサービスにおける重要な拠点とする方針。

 なお、東日本大震災の復興支援として、医療施設・介護施設・老人ホームなどに対して、同サービスのサーバー1契約につき1台の手押し型車いすを寄贈する。

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(川島 弘之)
2011/4/7 11:55