富士通とSAS、Business Analytics分野で協業


 富士通株式会社とSAS Institute Japan株式会社(以下、SAS)は16日、多様なデータから高度な分析・予測を行うBusiness Analytics(BA)分野で協業すると発表した。この提携に伴って富士通では、SASのBAソリューションを日本市場向けに販売するほか、両社で提案・導入支援などの活動を行っていくという。

 富士通ではこれまでも、大量のデータを収集、変換、加工し、事業分析や販売分析に生かすBusiness Intelligence(BI)分野において、多くのソリューションを提供してきたが、今回の協業により、これらに加えて、将来予測に基づく意思決定支援やビジネスの最適化などまで踏み込んだ、BA分野のソリューションを提供できるようになる。

 具体的には、富士通がSASのリセラーパートナーになり、富士通からSASソリューションの販売、提供を開始する。第1弾としては、製造・流通業向けに、ソリューションの提案活動、導入支援を両社共同で実施し、対応する業種を順次拡大する計画だ。

 なお、両社の取り組み、オファリング事例に関しては、7月12日に開催するSASのプライベートイベント「SAS Forum Japan 2011」でも紹介する予定とのこと。

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(石井 一志)
2011/6/16 12:16