仮想環境のキャパシティを最適化する「vOPS」、マクニカネットが販売
マクニカネットワークス株式会社(マクニカネット)は8日、米VKernelと販売代理店契約を締結し、仮想環境のパフォーマンス・キャパシティを最適化する「vOPS」を販売すると発表した。
vOPSは、仮想環境のキャパシティを最適化する際に求められるモニタリングやプランニングといった機能を備えた仮想アプライアンス製品。リソース使用状況の詳細なモニタリングや、現在と将来に見込まれるボトルネックの表示・警告を行うだけでなく、根本的な原因に対する推奨解決策を表示してワンクリックで実装できる。これらによりパフォーマンス問題を解消してトラブルを未然に回避するほか、将来の仮想環境に必要なリソースを把握・最適化し、使われていない仮想マシンやリソースをレポートすることで、仮想環境の運用負荷を低減することも可能という。
具体的には、パフォーマンスアラートを通知し根本原因の解析、アラートによって影響を受ける仮想マシンやストレージの診断、推奨解決策のワンクリック実装が可能な「Performance Analyzer」、将来的なボトルネックとなりうるリソースを表示・警告し、追加可能な仮想マシン台数の診断を行う「Capacity Manager」、割り当てリソースが過剰な仮想マシンへの適切なサイズの提案、不足する仮想マシンへの自動割り当てなどが可能な「Optimizer」、仮想マシンの一元表示やビジネスユニットごとの消費リソースなどさまざまなレポーティングを行う「Reporting and Chargeback」で構成される。
vOPSではこれら4つの製品を1ソケットと定義し、価格は12万9000円(税別)/ソケットから。マクニカネットでは「サーバー仮想化技術を導入する企業に対してvOPSを積極的に提案する」としている。