BIGLOBE、IaaS「BIGLOBEクラウドホスティング」で簡易CMS機能を提供

震災復興支援向けの無償ID提供は12月まで延長


 NECビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は7日、IaaS型パブリッククラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」において、迅速なサイト構築が可能な新機能「簡易コンテンツ管理システム(CMS)」を発表した。4月15日以降に新規で作成されたサーバーで使えるという。

 この簡易CMSには、オープンソースCMSの「WordPress」を活用しており、手軽なサイト制作・運用が可能。利用にあたっては、OSにCentOSまたはRed Hat Enterprise Linux、また初期インストールオプションでApache、MySQLを選択してサーバーを構築。その後、設定用のshellスクリプトを実行するだけで、すぐに簡易CMSを使うことができる。

 東日本大震災で被災された企業・団体の支援などで、早急にサーバー立ち上げが必要なユーザーを念頭にリリースしたとのことだが、特に制限はなく、BIGLOBEクラウドホスティングの全ユーザーが利用できるとのこと。

 また今回は同時に、震災復興支援向けに実施しているBIGLOBEクラウドホスティングの無償ID提供を、12月末まで延長することもあわせて発表された。従来は、申し込みの翌月までの無償提供を6月末まで提供するとしてきたが、今回の延長により、申し込み時期にかかわらず、12月末までの利用が可能になる。また、すでに利用中のものについても、同様に12月末まで無料期間が延長されるとしている。

 なおこれまでも、東北地方の大学の緊急用Webサイトや、都内の水道水に含まれている放射能調査などで利用されてきた実績があるとのことだ。

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