NTTデータ、米ClouderaのHadoopディストリビューションを提供

　株式会社NTTデータは30日、米ClouderaのHadoop製品「Cloudera's Distribution including Apache Hadoop v3（CDH3）」の販売と、同製品に対応したサポートサービスを提供すると発表した。提供開始は6月2日を予定する。

　Hadoopは、大規模なデータの処理を実現するオープンソースの基盤ソフト。CDH3は、そのHadoopの活用に欠かせない複数の関連ソフトを、検証に基づいてパッケージングした最新のHadoopディストリビューション。品質向上のためのパッチ適用を行い、検証済みのソフト構成を提供することにより、エンタープライズ用途で求められる信頼性を確保しているという。

　CDH3では、Hadoopを用いたシステム構築の際に手間がかかっていた、Hadoopと他システムとのデータ連携を容易に実現する機能などを備えており、エンタープライズ用途でのHadoopの利用拡大を促進可能。NTTデータは、CDH3の販売およびサポートサービスを開始することで、Hadoopシステムにおける安定性と耐久性の一層の向上、パフォーマンスの改善、認証サポートの拡張といった最新機能を取り込み、従来提供してきた「BizXaaS Hadoop構築・運用ソリューション」の強化を行いたい意向だ。